今年、令和元年6月19日をもって太宰治が生誕110周年を迎えた。太宰治は第二次世界大戦前から戦後にかけて活躍した日本の小説家である。主な作品としてベストセラーとなった「斜陽」、「走れメロス」、「人間失格」などがあり、映画化やアニメ化などもされている。
そんな太宰治が訪れ珈琲を味わったのが、弘前市は「土手の珈琲屋 万茶ン」である。この記事では、文豪も心惹かれた理由について見ていく。万茶ンの魅力の一つが雰囲気である。店先に置かれたコントラバスや、店内に飾られている大鵬のレリーフがこの珈琲屋の歴史を物語っている。現マスターである今川善宏氏は、「昔ながらの落ち着いた雰囲気。感性を重視している。この店の歴史や想いなどを感じてほしい。」と話す。
万茶ンのオススメのメニューは、「断然トップで太宰ブレンド。」と、力を込めて話すマスター。その理由は、「味はもちろん、味だけでなく珈琲が取り巻く背景や想いを味わってほしい。特に、感性がまだ豊かではない学生などにチャレンジしてほしい。」と話す。価格は400円。マスターは今後の目標について、「地域で一番活気があり、頑張る人を応援する店でありたい。自分の店が活気あることを示すことによって周りの人を活気づかせ、弘前全体を盛り上げていきたい。」と話す。
どこか懐かしく感じる雰囲気。太宰もこの雰囲気に魅入られたのだろう。あなたも体験してみてはいかがだろうか。
土手の珈琲屋 万茶ン
住所:〒036-8182 青森県弘前市土手町36-6
TEL:0172-55-6888
営業時間:10時~18時
定休日:毎週火曜日
公式サイト http://manchan.jp/