皆さん、映画館で映画を見ていますか?
映画は、トーマス・エジソンが発明した「キネトスコープ」という箱の中の映像を見るという装置が始まりでした。
皆さんも小さい頃には、ドラえもんや名探偵コナンなどの映画を見に行ったでしょう。
しかし、最近はどうですか?
映画館に行って見なくても、後で配信や金曜ロードショーで見ればいい、と思っていませんか?特に、弘前市には映画館は駅から離れたところにあるイオンシネマ弘前市かありません。私は、近年映画という文化がすたれていっていると考えています。では、実際の現状を、イオンシネマ弘前の担当者に話を聞くことが出来ました。
質問「イオンシネマ弘前を利用しているのはどの年齢層ですか。」
回答「全年齢層の人が映画を見に来てくれる。」
質問「配信サービスの登場によって、映画館の利用者は減りましたか。」
回答「減ってはおらず、鬼滅の刃などの作品は配信されることによって過去の作品を振り返ることが出来るため、相乗効果で増えている。」
確かに鬼滅の刃などのシリーズ作品は、過去作を振り返るためにDVDを借りなくてよくなったというのは配信サービスの功績だろう。
これまで弘前の“映画を見る“という文化に触れてきた。では、”映画を創る”という文化に触れていこう。
弘前で“映画を創る”と何?と、疑問に思う人もいるだろう。実は、弘前市には弘前での映画やドラマの撮影誘致の支援を行っている組織がある。それが「弘前フィルムコミッション」である。この組織は、イメージに合うロケ地の情報提供、撮影に必要な許可申請への協力、宿泊施設や飲食店の紹介、撮影ボランティアやエキストラの手配協力を行っている。今回は、弘前フィルムコミッションの責任者に様々な話を聞くことが出来た。
質問「弘前を舞台にした映画を製作する際、ボランティアなどの協力してくださる弘前市民方々の応援の熱量はありますか?」
回答「映画の製作に協力する際は、エキストラ出演を中心にボランティアの方を募集し、ご協力いただいております。また映画によっては、製作の補助的なボランティアスタッフも募集することがあります。有名人が来ることもあり、比較的、応援の熱量は、あると感じています。
2012年撮影の東宝映画「奇跡のリンゴ」は、約2か月間の弘前ロケがあり、ねぷたまつりのシーンなどの大規模なロケもあったことから、延べ約1,000人のボランティアに協力をいただいた実績があります。」

質問「地元である弘前の街並みが映画に映るとき、弘前市民としてどのような感情になりますか?」
回答「私は青森県で初めてFCを立ち上げました。その動機としては、大好きな街「弘前」が、大好きな映画の大きなスクリーンに映し出されるなんとも言えない感動があるからです。また、映画を通じて、物語の舞台として「弘前」が登場するのは、通常の観光PRとは違った形で『シティープロモーション』につながり、その影響力の大きさを実感しています。」

質問「近年、映画を見ない、倍速にするなど若い世代を中心に映画離れが進んでいます。このことについて、どのように考えていますか?」
回答「個人的には、映画は映画館の大きなスクリーンで見るのが好きです。その空間や時間こそが、エンターテイメントではないでしょうか。
ただ、作品を観ればいいというのではなく、空間や時間、誰とみるかで、その感動や思い出は増感されると思います。
しかしながら、現代は、見る手段も増えて、いつでも手軽に見れるが、受入れられているのも事実です。このことを否定はしません。映画の内容も、見る方の好みによって、あれこれ、好き・嫌いと言って、肯定・否定するのもいいのではないでしょうか。
私が一つだけ、こだわりたいのは、映画を産業と考えた時に、お金を払って見ることが重要です。(映画館でお金を払って見る。お金を払って配信で見る。)
ビジネスにならなければ、映画の製作は減っていきます。キャスト(俳優)やスタッフ(製作者)の仕事は減っていき、映画が成立しなくなります。
しかし国宝など、これまでの実写映画の記録を塗り替えるような作品も生まれているので、一概に離れているとは思っていません。」

この取材で見えた弘前の映画を創る文化は、市民の協力がなくては成り立たないものだが、弘前市民はこの文化を好意的に受け止め協力している。このことから、当分の間はこの文化が廃れることはないだろう。
さて、これまで弘前の映画文化を、創る側と見る側の両面からアプローチしてきたが映画の文化とは簡単に廃れるようなものではなく、むしろ追い風にしてより発展してより良い未来を得ることが出来るだろう。皆さんも、映画館に行って映画を見たり、弘前で撮影された映画を見よう。

 

イオンシネマ弘前

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弘前フィルムコミッション

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